通気断熱WB⼯法を取り⼊れた平松建築の「深呼吸したくなる家」は100年持つことを確信しています。空気の流れを分析し、通気性・断熱性を⾼品質で保ち続けているからこそ、人も家に使われている木も年中快適な快適な環境で暮らせるのです。
生きているように呼吸をする家
通気断熱WB工法
通気断熱WB工法とは?
通気断熱WB工法は、2つの空気層と形状記憶式自動開閉装置を利用して、
夏と冬で自動的に空気の流れを切り替える仕組みのことをいいます。
エアコンをそれほど使わなくても
過ごしやすい夏
冷たい空気を侵入させない冬
WB工法の呼吸をする家は、通気性と暖かさを兼ね備えています。壁の中を通気することで、湿気が籠らず、木が痛まない家は長持ち。夏には通気口からの自然な上昇気流で熱気を逃がし、冬には通気口を閉じて壁内の動かない空気層が外の冷気を伝えにくく、室温を逃しません。
通気⼝から⼊った空気は、床下のひんやりした空気と混ざって壁の中を上昇していきます。⾃然な空気の流れが、灼熱を緩和することができ、無駄な湿気を取り除くことができる仕組みです。 壁の中を空気が流れることで、室内は熱気がこもることのない快適な空間になります。
気温が低下すると各通気口は自動的に閉じて、冷たい空気の侵入を防ぎます。
壁の中の空気を動きにくくすることで、室内暖房の熱が逃げにくくなり断熱性がアップします。夏の通気性とは一変、家は気密性が高い状態になります。
高気密高断熱のデメリット
シックハウス症候群
住宅の高気密化などが進み、化学物質による空気汚染が起こりやすくなっており、気づかぬうちに健康被害にあっている可能性が出てきました。住宅の高気密化などが進み、化学物質による空気汚染が起こりやすくなっているほか、湿度が高いと細菌、カビ、ダニが繁殖しやすくなります。
それだけでなく、一般的な石油ストーブやガスストーブからも一酸化炭素、二酸化炭素、窒素酸化物などの汚染物質が放出されます。シックハウス症候群は、それらが原因で起こる症状です。そのようなことがなく健康的に暮らすことができるよう、平松建築ではWB工法を採用しています。
シックハウス症候群に怯えないための
室内ホルムアルデヒドの
測定実験
高気密・高断熱化が進んだことで、住む人の健康に悪影響を及ぼすシックハウス症候群が問題となり始めています。
もともと通気断熱WB工法はこのシックハウス症候群に立ち向かうために開発された家づくりで、住む人の健康を守る確かな性能は、厳正な実験によって証明されています。実験結果をグラフにまとめると、WB工法のホルムアルデヒド濃度減少率は格段です。さらに国の定めるホルムアルデヒド濃度評価基準の0.08ppmも下回っています。機械換気を使用していない状態で、これほどの結果を出せるのはWB工法以外にありません。
温度を感知して自動で開閉
形状記憶合金
WB⼯法の特許技術である形状記憶合⾦のバネを使った、形状記憶⾃動開閉装置は温度を感知して⾃動で開閉し、夏の暑い⽇には開き、冬の寒い⽇は閉じ、無電力で通気層の通⾵をコントロールします。
⼈間のかわりに温度を調整してくれる魔法の装置なのです。
暑くなったら服を脱ぎ、寒くなったら服を着こむ。家も同じように、季節に合わせて衣替えすることができるのです。
生乾きの臭いに悩まない
湿気も通気する壁
お家の窓は結露していませんか?結露がひどい場合、気にしていただきたいのが湿度です。カビやダニが発⽣するのは、湿度が⾼く換気量が不⾜しているのが原因です。
⾃然に呼吸するWB⼯法の家は湿気と⼀緒に臭いも壁を通気するため、室内⼲しをしても⽣乾きの臭いもつきません。お客様からも⽣乾きの臭いがしない!と驚きの声を多数いただいています。
平松建築のWB工法は部屋の壁をコットンクロスにすることで湿気や化学物質が壁に抜け、壁の中の通気層を通って、棟排気で排出されます。
こうしてできた室内空気環境は階段上に取り付けたシーリングファンによって、気流を感じない程度に優しく空気をかき混ぜ空気の淀みがなくなりますので、冬には天井にのぼる暖かい空気を床に動かしたりして、家全体が温度差が少ない空間になります。
湿度のコントロール実験
実験結果
結露のしくみは意外と知られていません。空気は温度によって含むことができる水分の量が違っています。空気が暖かければ、たくさんの水分を含むことができますが、逆に冷たいと少しの水分しか含んでいられません。冬の窓に結露が起きるのは、暖かい室内の空気が外気によって冷やされた窓に接することで温度が下がり、含んでいられなくなった水分が水滴となるからなのです。
平松建築は湿度を上手にコントロールし、住みごこちのいい快適な住まいづくりを実現しています。
アンモニア臭気損失実験
実験内容
同じ規模の住宅2棟を密閉状態にし、アンモニア水溶液(28%)5mlを付けた濾紙をシャーレに入れて部屋の中央床上18cmに設置。出入り口左側上1.5mの位置にてアンモニアを測定しました。アンモニア水溶液設置後30分間隔で測定。室内の温湿度測定は、室内空間の中央部で10分間隔で測定しました。
各部屋には人体発湿装置(発湿量50cc/h運転)を設置しています。実験は24時間換気を回した状態で開始し、9:40の時点で24時間換気を停止しました。
※特定悪臭物質の測定方法準拠(昭和47年環境庁告示第9号)
実験結果
WB工法の部屋では機械換気停止後、臭気が上がるものの従来の高気密の部屋と比べて 1/2程度におさまっており、現象スピードも速いこともわかります。
また湿度においても、WB工法の部屋では機械換気を停止しても湿度にほとんど変化がありませんが、従来の高気密の部屋では湿気の逃げ場がないため、湿度が上昇していくのがわかります。