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2017/12/02
注文住宅をお考えの方必見!「耐震」の5つのポイントをご紹介!
家を建てる際に、押さえておかなければならないことの1つが「耐震」です。
日本は地震が多い国なので、耐震性能が高いかどうかはその建物の安全性にも関わってきます。
でも、「耐震」といっても、何をどうみればきちんとしているのかよくわからないですよね。
そこで今回は耐震を理解するための5つのポイントについてお話しいたします。
■耐震基準
世間一般でいわれている耐震基準というのは、建築基準法にある耐震に関する基準のことを指します。
耐震基準という決まりが独立して存在しているわけではありません。
すべての建築物はこの建築基準法に基づいて建てられており、その決まりは面積、高さ、用途、構造、耐震性など様々な項目があります。
これらを最低限守ることで、安全性を確保することができます。
■耐震基準の歴史
この耐震基準は、巨大な地震が起きるたびにそれを教訓として、何度も改正されてきました。
大まかな流れを追っていくと、1971年に布基礎の義務化で基礎の安定性を向上させ、1981年に壁量の強化で耐震性を強化し、2000年には地盤調査の事実上の義務化、補強金物使用の義務化などを行いました。
このような歴史も理解しておくことで、耐震に関する知識の理解をより深めてくれます。
■耐震・制振・免振の違い
耐震構造は、筋交いの入った耐震壁を用いて揺れに対抗します。
制振構造は、壁の内部に制振装置を取り付けることで揺れを吸収します。
免震構造は、建物と基礎の間に免振装置を取り付けて揺れを吸収します。
このように中身は全く異なりますので、その違いについても理解しておきましょう。
■耐震等級
家の機能を客観的に知りたい場合に利用したいのが、住宅性能表示制度です。
これは国が定めた基準に基づいて10分野の性能を評価機関が評価してくれるものです。
この中の1分野に耐震等級というものがあり、1~3の3段階に分かれています。
利用する際は、建築会社を通して評価機関に申し込んでください費用は約15万円かかりますが、家の耐震性をわかりやすくしてくれます。
■地盤・基礎・構造
過去の地震を見ても、地盤と基礎と構造が耐震性を左右することがわかっています。
地盤か調査して問題がある場合はそれに応じた対策を取り、その上に地盤の状況を考慮して適切な基礎を構築し、耐震基準に則った構造で家を建てていく、この3つを適切に正確に行うことで確かな耐震性を確保することができます。
いかがでしたか?
今回ご紹介したことを参考に、耐震性を確かめてみてください。