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2019/01/21
60℃から14℃も下がる!?WB工法、夏服の仕組み
今回は、家の衣替え機能である平松建築の通気断熱WB工法、夏服の仕組みを詳しくみていきましょう。
夏、室内の温度が上昇してしまう主な原因は屋根からの焼け込みです。
ジリジリと照り付ける太陽の熱によって、屋根裏の温度は60℃を超えることもあります。
そこでWB工法の通気口の出番です。
20~25℃になると通気口が形状記憶合金によって電気を使わずに自動で全開になります。
すると、外壁と主断熱の間の第一通気層の空気が上へと流れ、屋根に取り付けた通気口のハットヘルスから、屋根裏の暑い空気を外へと押し出します。
この仕組みだけで、屋根裏の温度は14℃も下がります。
第二通気層ではアンダーヘルスから入った外気が床下の涼しい空気と混ざり、上昇気流によって引き上げられます。
涼しい空気が通気層を通ることによっても、室内の温度上昇を抑えます。
このとき、コットンクロスの壁を透過した湿度も一緒に家の外へ排出します。
室内の温度上昇が抑えられ、湿度も低く保たれることで、室内はとても快適になります。
梅雨時に部屋干しをしてもムワッと感じたり、生乾きの臭いもないため、お客様からも驚きと喜びの声をいただいています。
次回は夏服の仕組みに引き続き、衣替えをして冬服の仕組みをご紹介します。
WB工法紹介
1回目はこちら→https://www.hiramatsu-kenchiku.jp/blog/2019/0118/