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2019/01/22
結露知らずで暖かいWB工法の冬服
前回、通気断熱WB工法、夏服の仕組み(https://www.hiramatsu-kenchiku.jp/blog/2019/0121/)をご紹介しました。
今回は冬服仕様のお話しです。
冬の住宅で解決したいのは、つらい寒さ、そして湿気による結露ですよね。
この結露は室内の窓だけでなく、壁の中でも起きることがあるのはご存知でしょうか?
壁内結露は家の柱や土台といった木材を腐らせ、最悪の場合は家の寿命を縮めてしまうこともあります。
そこで登場するのが、通気断熱WB工法に使われるコットンクロスの壁紙です。
湿気を通す素材のため、室内の余分な湿気は壁を透過して壁内の通気層に排出されます。
そして、壁内の湿気は通気層を通って外へと排出され、壁内結露はもちろん、室内も結露はほとんどありません。
通気断熱WB工法では、気温が15℃まで下がると通気口は自動的に全閉となります。
まず、アンダーヘルスが冷たい外気の侵入を防ぎます。
また、冷たい空気は下へと下がる性質がありますが、バリアヘルスが閉まっているため、壁内通気層の冷えた空気が床下に流れ込むのを防ぎ、さらに床下の地熱を活用することで底冷えもありません。
保たれた通気層は保温層となり、空気をたっぷり含んだダウンジャケットのように、冷たい外気の影響から室内を守ります。
結露もクリアしながら底冷えしない冬の暖かさの秘密、お分かりいただけたでしょうか?
日本の風土に合った古来からの和風建築にヒントを得た通気断熱WB工法、夏は涼しく冬は暖かい家を実現しています。
WB工法紹介
① 3つの仕組み→☆https://www.hiramatsu-kenchiku.jp/blog/2019/0118/