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2019/02/15
家賃を払い続けるより持ち家がお得って本当?
Q:「家賃を払い続けるより持ち家がお得」って本当ですか?
A:実は持ち家の全てがお得になるわけではありませんので注意が必要です。
どんな家なら家賃を払い続けるよりお得になるのか、シミュレーションをしながらご説明したいと思います。
比較するのは次の場合です。
・ アパートに住み続けた場合
・ ローコスト住宅(1500万円)を建てた場合
・ ゼロエネ・WB工法の高性能住宅(2000万円)を建てた場合
比較するとき、住宅ローンの一般的な期間で計算してしまいがちですが、30歳で家を建ててから、女性の平均寿命の88歳までの、58年つまり生涯住居コストで考えておく必要があります。
今回は前半30年、後半30年、計60年を比較していきます。
◆なぜ、前半・後半30年で区切って計算するの?
ローコスト住宅の場合、築30年を目安に建て替えをする費用が発生することが予測されるからです。
国土交通省による平成8年建築白書によると日本の住宅の平均寿命は26年と試算されています。
イニシャルコスト(最初に掛かった費用)は高性能住宅よりも安かったはずですが、建て替えには、解体費用100万円、建築費1500万円、申請・登記・税金・引っ越し等の諸費用200万円、ローン金利550万円、合計2350万円ほどかかります。
ローコスト住宅は建て替え費用が掛かるため、生涯住居コストはアパートよりも高くなってしまうのです。
WB工法で建てた高性能住宅は1300年持っている最古の木造建築である法隆寺をお手本にした100年持つ家です。
建て替え費用が掛かりません。
それでも30年くらい経つと、キッチンやお風呂のリフォームがしたくなると予想して、その費用500万円をプラスして試算しています。
それでもアパートよりずっと安く済みます。
生涯住居コストのシミュレーションは次回に続きます。