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2019/03/22
コットンクロスで呼吸する家づくりしませんか?
前回(https://www.hiramatsu-kenchiku.jp/blog/2019/0120/)、カビがアトピー性皮膚炎を悪化させてしまう原因になることをご紹介しました。
ビニールクロスの壁で湿気が籠ってしまうと、カビが発生しやすくなります。
そこでカビが発生しにくい環境にするために大切なのが、湿度のコントロールです。
平松建築ではWB工法を取り入れ、室内壁の仕上げには、紙素材のコットンクロスを使っています。
コットンクロスにすることで湿気は壁に抜け、壁の中の通気層を通して外へと逃します。
家が呼吸をしているのです。
湿度が高いままの状態にあると、ホルムアルデヒドも揮発しやすくなり、アトピー性皮膚炎悪化のさらなる要因となります(https://www.hiramatsu-kenchiku.jp/blog/2019/0318/)。
WB工法の壁は、湿気とともに化学物質も外へと逃がすため、キレイな空気の室内環境を作ることができます。
エアコンもカビが生えたままで使用すると、部屋中にまき散らすことになるのはご存知かと思います。
そのため定期的に洗浄が必要となります。
しかし、エアコンにカビが生えやすいのも、実は家の透湿性能にも関係があります。
WB工法の平松建築モデルルーム兼自宅では、エアコン洗浄なしで3年が経過しましたが、未だカビの発生がみられません。
余分な湿気や化学物質を排出し、家の空気環境を良くしておくことが、アトピー性皮膚炎に大切なことがお分かりいただけたでしょうか。
次回は「水」からの影響について考えますので、どうぞお楽しみに。