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2019/07/09
気をつけたい!倒壊しやすい家の4つの特徴
これから、木造の住宅を新しく建てようという方にとって、今最も大切にしたい要素はなんでしょうか。
価格、間取り、広さなど様々なものがあると思いますが、その中に「耐震」という要素も入ってくると思います。
そこで今回は、大地震の際に倒壊しやすい建物、及び倒壊しにくい建物をご紹介し、その違いを徹底的に分析していきたいと思います。
これを読めば、どんな建物が安全かがわかり、ご自身の家づくりの際にも参考になると思いますので、是非一度お読みになってみてください!
倒壊しやすい家って?
ではまず最初に、倒壊しやすい家の特徴をいくつかご紹介していきたいと思います。
・壁の量が少ない
地震に強い家というと「柱が強い」というイメージが先行するかもしれませんが、実は地震力に対抗するために大切なのは「壁」なのです。
というのも、横方向からの地震の力に対抗するためには、柱ではなく壁が最も効果的であり、その耐力を高めることで家の耐震性能も高くなるのです。
逆に、これが少ない家というのは横方向の揺れに対して弱く、倒壊しやすい家なのですね。
・壁のバランスが悪い
壁にいくら耐久力があってもそのバランスが悪ければ、大地震の際に倒壊しやすい家となってしまいます。
その理由としてあげられるのは、建物の重さの中心(重心)と、建物の強さの中心(剛心)がずれてしまうことです。
これが起こることで、地震の際にねじれや歪みが起こりやすくなり、倒壊もしやすくなってしまうのでしょう。
・重さのバランスが悪い
大地震の際、建物というのは下の部分よりも上の部分の方が大きく揺れます。
というのも、地面から伝わった揺れは、建物を伝わる際にどんどん増幅されるからです。
この時に、屋根など住宅の上半分に重量があると倒壊しやすい建物となってしまいます。
例えば、阪神淡路大震災の時、倒壊した建物の中で多かったのは「瓦屋根の建物」であったそうです。
その他の屋根に比べて、これらの屋根の建物が倒壊してしまったのは偶然ではなかったのでしょう。
・部材の接合がきちんとされていない
筋交い工法の際に、部材の接合部がしっかりと金物で接合されていない建物は倒壊しやすいとされています。
筋交い工法ではしっかりと接合金物を使うこと、もしくはパネル工法というコーチパネルを使った工法を用いることで倒壊の危険性を減らすことができると言えそうですね。
まとめ
以上が、倒壊しやすい家の特徴及び倒壊しにくい家の特徴のご紹介となります。
「どうすれば倒壊を防げるか」について、少しでも理解していただければ幸いです。
是非これを参考に、大地震の際も立ち続ける丈夫な家を建ててくださいね!