家づくり学
2017/07/20
平松建築の『家づくり学』⑤ 毎月のローン返済を楽にする方法 ~磐田・袋井・浜松・掛川の新築注文住宅~
資金を借り入れて家を建てた後に待っているのが、毎月のローン返済です。30年、35年と続くローン返済は、家賃の代わりとはいえ家計への負担も大きいもの。月々の支払いをラクにする工夫にはどんなことがあると思いますか?
【Question】毎月のローン返済額をラクにするための方法で一番いいのはどれ?
・土地の購入費用を抑える
・家の価格を抑える
・ランニングコストを抑える
【Answer】答えは「全て」。
例えば毎月の光熱費を考えて、家づくりに次の要素を盛り込むとします。
・優れた断熱熱性能
・給湯器はエコキュート
・太陽光発電パネルを載せる
光熱費を抑えるためにこれらの要素を盛り込むと、イニシャルコスト(初期費用)が増えるため、通常の家よりローン返済額が増えます。
当然イニシャルコストが増えれば月々のローン返済額が増えるので多少の負担にはなりますが、決して間違った選択にはなりません。仮に省エネ・太陽光発電のための要素を盛り込み、イニシャルコストが増え、ローン返済額が月5,000円増えた場合。
断熱性能設計や、エコキュートの導入により毎月1万4,000円ほどの光熱費節約ができれば毎月の収支はプラス9,000円。1年で10万円以上節約できます。これが10年続けば100万円、20年続けば200万円の貯金ができることとなります。
このように、マネープランを考えて家づくりをすることは、面倒臭いように思えてローン返済の負担を軽くする近道に。月々のローン返済をラクにするためには、毎月「節約しなければ!」と努力しなくても自然とお金が貯まる仕組みをつくることが鍵となるのです。
ローン返済や月々の生活費と収入をきちっと把握し、収支をシミュレーションしてみましょう。「コストの断捨離」をすれば、自然とお金が貯まる仕組みができあがります。
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