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2018/02/17
意外と知らないフラット35の特徴、注意点をご紹介します!
みなさんは「長期固定金利」と「変動金利」のどちらで住宅ローンを組もうとお考えですか?
変動金利の方が金利が安いのはみなさんご存知だとは思いますが、それでも安定性をとって固定金利を考えている方も多いと思います。
そこで今回は、その長期固定金利ローンの中でも有名な「フラット35」について、その注意点や特徴をご紹介させていただきます。
これを読めば、フラット35への理解が深まり、メリットだけではないということもお分かりいただけると思いますので、ぜひ一度お読みになってみてください。
フラット35は住宅金融支援機構の商品
まず最初の前提として、「フラット35」は住宅金融支援機構の商品であるということをご理解ください。
つまり、三菱東京UFJ銀行など様々な金融機関は、この商品を代理販売しているということなのです。
こうした特徴がどのような影響をもたらすのかについては、ぜひ次からの文章をお読みください。
金利はどの金融機関でもほぼ同じ
住宅金融支援機構は、このフラット35について様々な金融機関と提携して販売を行っていますが、その販売に際しては「金利幅」を設定しています。
つまり、どの金融機関もこの金利幅の中で金利を設定する必要があるのです。
したがって、ごくわずかな誤差はあるものの、ほとんどの金融機関においてこのフラット35の金利は同じで、なかなか比較しようがないというのが事実なのです。
ここで、金融機関による差を見たいという方は、その「事務手数料」にご注目ください。この項目は、住宅金融支援機構の設定がなされていないので、各金融機関は好きな額を設定できます。
よって、ここの手数料の差が金融機関の差に直結していると言えるのです。
審査が甘いので、注意してください
先ほど、「フラット35は住宅金融支援機構の商品を他の金融機関が代理販売しているようなもの」と書かせていただきましたが、その弊害は「金融機関が、このフラット35に関してあまり真剣に営業活動を行わないこと」にあります。
つまり、お客様に対してはできるだけ自社商品のローンを組んでもらいたいと考えるのです。
そして、一度お客様がフラット35を選んでしまうと、自社ローンよりも甘めに審査をしてしまうこともあります。
責任が自社商品よりも少ないため、このようなことになるのですね。
お客様も、他の金融機関でフラット35を契約する際にはこうした点に注意してくださいね。
まとめ
以上が、フラット35の注意点や特徴、意外に知らない点のご紹介になります。
住宅ローン選びの参考にはなりそうでしょうか。
ぜひ、ご自身のライフプランにあった住宅ローンを選び、適切で健全なローンを組んでいってくださいね。