職人社長の家づくり工務店
2024/10/02
トイレの選び方を紹介!種類ごとのメリット・デメリットは?
こんにちは!平松建築株式会社です。
私たちは、浜松市、磐田市、袋井市、掛川市を中心に、高耐震・高耐久で圧倒的な空気環境を誇る、トータルコストでお得な家づくりをお手伝いしています。これらの地域で安心・快適な住まいをお考えの方は、ぜひ私たちにご相談ください!
この記事では、各種トイレのメリットやデメリットに加えて、適切なトイレの選び方を詳しく解説しています。トイレを設置する位置として、おすすめの場所も紹介していますので、家づくりの参考にしてください。
【この記事で分かること】
トイレの種類と各種のメリット・デメリット
トイレを選ぶときのポイント
おすすめのトイレ設置場所
【動画で確認したい人はこちら】
トイレの選び方は、快適な生活を左右する重要な要素です。適切なトイレを選ぶことで、余計な費用を抑え、家族全員が快適に過ごせるようになります。一方、選び方を間違えると、毎日使う場所でストレスを感じてしまうかもしれません。
そこで今回は、失敗しないトイレの選び方と間取りのコツについて解説します。これから家を建てる方やトイレのリフォームを考えている方々にとって、役立つ情報をお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
トイレの種類
トイレの種類は、大きく分けると以下の4種類があります。
・一体型トイレ
・分離型トイレ
・タンクレストイレ
・手洗い付きトイレ
それぞれのタイプには、メリットやデメリット、適した使用環境があります。これから詳しく解説していきますので、ご自身のライフスタイルに合ったトイレ選びの参考にしてください。
一体型トイレ
一体型トイレは、便器とタンク、便座が一体化したタイプのトイレです。デザインの統一感があり、見た目がスッキリしているのが特徴です。また、一体型のため、掃除がしやすく、分離型に比べて手間がかからないというメリットがあります。
一方で、故障した際に部品だけを交換することが難しい場合があるのがデメリットです。とくに、古いモデルのトイレの場合、部品が廃盤になっていることもあり、故障時には全体を交換しなければならない可能性があります。そのため、交換コストが割高になるかもしれません。
分離型トイレ
分離型トイレは、便座、便器、タンクがそれぞれ独立しているタイプです。分離型トイレの最大のメリットは、故障した部分だけを交換できる点にあります。
とくに壊れやすいのは、温水洗浄便座や暖房便座などの電気製品部分です。分離型トイレでは、便座だけを交換すれば良いので、交換費用を抑えられます。ホームセンターで便座を購入し、自分で取り付けることも可能で、その場合のコストは数万円程度に抑えられます。
しかし、一体型に比べて掃除の手間が増えてしまうのがデメリットです。一体型トイレは各パーツがまとまっているので掃除しやすいのですが、分離型は部品がそれぞれ独立しているため、隙間に汚れが溜まりやすく、掃除が少し面倒になります。
また、見た目のデザインが一体型ほど統一感がない場合があるため、見た目にこだわる方には向かないかもしれません。
タンクレストイレ
タンクレストイレはその名の通りタンクがなく、一体型トイレの一種に分類されます。タンクがないため、見た目がシンプルでスタイリッシュなのが特徴です。
また、トイレの奥行きが短くなるため、限られた空間をより広く使えます。掃除の面でもタンクがない分、手間が減るので、清掃が簡単になる点もメリットのひとつです。
一方で、タンクレストイレは電気を使って水を流す仕組みになっているため、停電時には使用が制限されるデメリットがあります。停電対策として一部の操作は可能ですが、通常のトイレと比べると使いづらくなるかもしれません。
また、一体型であるため、便座部分が故障した際には全体を交換する必要があるケースも考えられます。古いモデルの場合、部品が廃盤になっているケースがあり、全体の交換が必要になることがあるため、注意が必要です。
こちらの記事では、タンクレストイレのメリット・デメリットをさらに詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
手洗い付きトイレ
手洗い付きトイレには、一体型トイレと分離型トイレの両方のタイプがあります。手洗い付きトイレのメリットは、トイレ内で手を洗える点です。トイレを使用した直後にすぐ手を洗えるため、利便性が高くなります。
手洗い付きトイレは、基本的にタンク付きです。水道から流れてきた水を手洗いに使用した後、タンクに溜めて流す仕組みになっています。そのため、水の流れがスムーズで、停電時にも使用できるメリットがあります。
一方で、トイレの近くに洗面所がある場合や手洗いを別の場所で済ませる場合には、手洗い付きトイレは必要ないかもしれません。使わないにもかかわらず、掃除の手間だけがかかってしまうので、後悔する可能性があります。
価格面では、手洗い付きトイレもさまざまで、高額なものから手頃な価格のものまで幅広く選べます。選択の際には、設置場所や使用頻度、予算に応じて適切なタイプを選ぶことが重要です。
また、一体型と分離型の違いもポイントです。一体型は、故障時には全体を交換しなければならない場合があります。一方で、分離型であれば便座のみの交換が可能なので、メンテナンスコストを抑えたい方におすすめです。
トイレの選び方
トイレを選ぶ際は、以下4つのポイントを押さえておきましょう。
・必要なトイレの数を考える
・音や臭いを考慮する
・給気口と排気口の配置に気をつける
・トイレの広さと収納を意識する
これらの要素を総合的に判断し、最適なトイレを選ぶ方法を解説します。
必要なトイレの数を考える
まずは、家族構成や生活スタイルに応じたトイレの数を考えましょう。家族が多い場合やトイレを長時間使用する方が多い家庭では、トイレがひとつでは不便なことが多いです。
たとえば、朝の忙しい時間帯にトイレがひとつしかないと、家族全員が使用するのに時間がかかり、ストレスになります。一般的には2つのトイレを設置する家庭が多いですが、家の大きさや設計によっては、3つ以上のトイレを設置することも考えられます。
平屋の場合は建物が広がるため、トイレの数がひとつでは移動が大変になることがあります。大きな家や2階建て以上の家では、各階にひとつずつトイレを設置するのが理想的です。
音や臭いを考慮する
トイレは使用頻度が高い場所なので、匂いや音の問題は避けたいと考えている方も多いでしょう。
まず、臭いに関しては、壁材の選択が重要となります。ビニールクロスは臭いが残りやすいですが、紙クロスや塗り壁は湿気とともに臭いも吸収しやすいため、トイレの特有の臭いを軽減する効果があります。
音に関しては、トイレの位置と壁の構造が重要です。リビングや寝室の近くにトイレを設置すると利便性が高いですが、音が気になることもあります。
その場合、防音対策が必要です。断熱材を入れたり、防音効果のある重い壁材を使用したりすることで、音の漏れを抑えられます。また、トイレのドアも防音性の高いものを選ぶとよいでしょう。
さらに、トイレの配置も考慮することが大切です。たとえば、リビングから遠い場所にトイレを設置することで、音の問題を軽減できます。ただし、遠すぎると利便性が低下するため、バランスを取ることが必要です。
給気口と排気口の配置に気をつける
トイレの選び方で忘れてはならないのが換気の問題です。適切な換気は、快適なトイレ環境を保つために欠かせません。そのためには、吸気口と排気口の配置を考慮することが重要です。
極端な例ですが、トイレに吸気口があり、排気口がリビングなどに配置されていると、トイレの匂いがリビングに流れてしまうことになります。このような状況を避けるには、トイレ内に排気口を設置し、効率的に換気することが必要です。
トイレの広さと収納を意識する
トイレ選びの際には、その広さと収納スペースにも注目しましょう。トイレは一般的にスペースが限られていますが、必要な収納を確保することで使い勝手がよりよくなります。
たとえば、トイレットペーパーや掃除用具を収納する場所があると便利です。収納スペースを確保する方法として、壁に埋め込み式の収納を設けることで、限られた空間を有効活用できます。
壁に埋め込む方法なら、壁の厚みを利用して収納スペースを確保し、トイレ内の見た目をすっきりと保つことが可能です。ただし、こうした収納を計画する際には、設置場所に注意が必要です。とくに耐力壁がある場合、その壁を切り抜くことはできません。
耐力壁は地震や風圧に耐えるための重要な構造部材なので、手を加えると建物の強度に影響を及ぼしてしまうためです。事前に耐力壁の位置を確認し、必要に応じて設計段階で工夫を加えることが重要です。
また、トイレの広さを確保するためには、少しスペースを広げてカウンターを設け、その下に収納を作る方法もあります。カウンターを設けるとトイレ内の利便性が高くなり、見た目もおしゃれになるのでおすすめです。
トイレのおすすめの位置
トイレを設置するおすすめの位置は、以下3つの箇所です。
・リビングの横
・洗面台の横
・階段下
ここからは、それぞれのおすすめポイントを解説します。
リビングの横
トイレをリビングの横に配置すると、便利になります。とくに子育て中の家庭では、リビングからトイレが近いことで、子どもたちが急にトイレに行きたくなった時でもすぐに対応できます。また、家族や来客が多い場合も、トイレへのアクセスが簡単になるため、利便性が高まります。
しかし、音や匂いの問題が生じる可能性があるため、対策が必要です。具体的には、防音ドアや消臭効果のある壁材を使用するとよいでしょう。換気設備を導入することも効果的な対策方法です。
洗面台の横
トイレを洗面台の横に配置することも、生活の利便性を高めてくれるのでおすすめです。住宅の水回りを一か所にまとめることで、配管が簡単になり、建築費用の節約につながる場合があるというメリットもあります。
さらに、マットやスリッパの洗濯がしやすく、生活動線がスムーズになるため、家事をしやすくなる点もおすすめできるポイントです。
ただし、来客時に洗面所や浴室を通過しなくても済むよう、間取りを工夫することも重要です。適切な配置を考慮することで、トイレとほかの生活空間の調和を図り、快適な住環境を実現しましょう。
階段下
2階建て以上の住宅では、階段下をトイレにすることを検討してみてください。デッドスペースを有効活用できるため、ほかのスペースを削る必要がありません。
階段下は音や臭いが気になりにくい位置にあるため、リビング横などに比べて落ち着いて使用できるメリットがあります。しかし、階段下のスペースが十分でない場合、トイレ内の収納を削るなどの工夫が必要です。
また、スペースが狭い分、圧迫感がある場合もあるため、設計段階でしっかりと検討しましょう。具体的には、高さや奥行きのバランスを調整して快適に利用できるよう工夫することが求められます。
まとめ
適切なトイレ選びは、家全体の快適性に大きく影響します。トイレひとつとっても、種類や設置場所、音や臭い、収納など、考慮すべきポイントがたくさんあります。今回紹介したポイントを踏まえて、ご自身のニーズやライフスタイルに合ったトイレを選ぶようにしましょう。
平松建築では、お客様のご要望などをしっかりとお聞きしたうえで、最適なトイレが何かを提案できます。トイレ選びを含めて、理想のお住まいを実現させたい方は、ぜひ私たちにご相談ください。理想の家づくりを一緒に実現しましょう。