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スタッフブログ

職人社長の家づくり工務店

2025/02/18

断熱材は劣化する?各特徴の比較やおすすめの種類を解説!

断熱材は劣化する?各特徴の比較やおすすめの種類を解説! アイチャッチ

断熱材の劣化は、時が経つにつれ進み、原因は湿気によるカビの原因がほとんどです。7種類の断熱材の特徴について、防水性や耐火性などを解説し、なかでもおすすめの断熱材をご紹介します。

 

【この記事で分かること】

・ 断熱材は劣化するか
・ 断熱材の種類と性能
・おすすめの高性能の断熱材

 

【動画で確認したい人はこちら】

 

こんにちは!平松建築株式会社です。

私たちは、浜松市、磐田市、袋井市、掛川市を中心に、高耐震・高耐久で圧倒的な空気環境を誇る、トータルコストでお得な家づくりをお手伝いしています。これらの地域で安心・快適な住まいをお考えの方は、ぜひ私たちにご相談ください!

今回は、断熱材の劣化について取り上げます。断熱材の劣化は、素材によって進むスピードが異なりますが、多くの原因は湿気によるカビです。断熱材の種類によっては、水に強いものや、耐火性に優れているものなど、劣化の影響を受けにくいものがあります。

本記事では、7種類の断熱材の特徴について、水の染み込みやすさや燃えやすさなどの性能を解説します。さまざまな断熱材のなかからおすすめの断熱材をご紹介するので、マイホームづくりでどの断熱材にすべきか迷ったときはぜひ参考にしてください。

 

断熱材は劣化する?

断熱材は、経年劣化により劣化していくものです。断熱材が劣化するスピードは、30年〜40年ほどかけて性能が低下するのが一般的ですが、素材によって異なります。

断熱材が劣化する原因は、主に湿気によるカビの発生です。カビの発生は見た目で判断しやすく、リフォームをしなければいけないケースがほとんどです。

そもそも断熱材にカビが発生するのは、施工方法の誤りや断熱材の特性の理解不足などが原因として挙げられます。たとえば、吸水性の高い素材の断熱材を扱う場合、防水シートでしっかり覆われていないと、通常よりも早く劣化してしまうおそれがあります。

断熱材にカビが発生すると、断熱材自体だけではなく、建物の構造材や建材にもカビが広がる可能性があるでしょう。室内にカビが充満すれば、健康面で悪影響を及ぼしてしまいます。

断熱材を設置する工程は、建物の寿命に大きく関わる工程ともいえます。高気密高断熱の家づくりを目指すなら、断熱材の取り扱いに詳しい建築会社や工務店への相談がおすすめです。

 

断熱材の種類と特徴

断熱材には、さまざまな種類があり、特徴や価格が異なります。自分の家づくりに合った断熱材を選ぶために、各種類の特徴や扱うときの注意点を把握しておきましょう。ここでは、7種類の断熱材について、防水性や耐火性、耐震性などの特徴を解説します。

 

グラスウール

グラスウールは、ガラス繊維でできている比較的軽量の断熱材です。資源ごみを再利用したガラスを使っているものもあり、環境に対して配慮されている素材として注目されています。

綿状になっており、通常防水シートで覆われています。グラスウールを水に沈めると、同じく綿状になっているロックウールよりも吸水しやすく、断熱材のなかでは湿気に弱いといえるでしょう。

防水シートには細かい穴が複数開いており、湿気が入り込むおそれがあるため、防水シートを破らないように正しく施工する必要があります。また、グラスウールは、燃え広がりやすく、燃え尽きづらい特性があります。

防水性と耐火性ともに課題点があるものの、コストは安く断熱効果や害虫被害の対策が期待できる点がメリットです。正しく施工すれば性能の高さを維持できるため、グラスウールの扱い方法に詳しい建築会社や工務店に依頼するとよいでしょう。

 

ウレタンフォーム

ウレタンフォームは、ハイドロフルオロオレフィンなどの発泡剤を含めてつくられている断熱材です。軽量で柔らかく、弾力性がある点が特徴です。

ウレタンフォームを水に沈めても、吸水しにくく浮きます。ポリスチレンフォームよりは吸水性がありますが、断熱材のなかでは防水性が高いといえるでしょう。湿気の影響を受けにくいので、カビの発生を心配する方におすすめです。

耐火性についてですが、遮熱シートが付いているウレタンフォームはとくに燃えにくくなっています。遮熱シート付きのウレタンフォームは、輻射熱を跳ね返して外気温に影響されにくい環境づくりができることから、より快適性も高まります。

断熱材のなかでは高価な部類に入りますが、長期的に見ると性能の高さからコストパフォーマンスのよい断熱材ともいえます。長落ちすれば、安い断熱材を何度もリフォームするよりも、総合的なコストを抑えられる可能性があるでしょう。

 

ロックウール

ロックウールは、鉱石から金属を精錬するときに発生するスラグを原料につくられた断熱材です。重たい素材で防音効果が期待できるので、生活音が気になるトイレや浴室などで使用されるケースがあります。

防水シートで覆われており、万が一破れて湿気が入ったとしても横から抜けられるよう、細かい穴が空いています。しかし、湿気は非常に細かい粒子であるため、一切の湿気を入れずに施工することは非常に難しくなっています。

また、ロックウールを水に沈めると、浮くもののたくさんの水を吸います。すなわち、雨風が入り込んで水に浸かった場合は、壁を取り除いて断熱材を乾かす必要があります。施工方法を間違えると、大規模なリフォームにつながるおそれがあるため、ロックウールの扱いに慣れている建築会社や工務店への依頼がおすすめです。

また、ロックウールは綿状でできているため、燃え広がりやすい点が特徴です。水をかければ火は消えますが、自己消火しないため、対処しなければ燃え広がり続けてしまいます。

防音性が高い断熱材のなかでは、あまりコストが高くないのが魅力です。シロアリ被害を受けにくい性質も持っているため、コストと性能の高さのバランスを考慮したい方におすすめです。

 

スタイロフォーム

スタイロフォームは、押出法ポリスチレンフォームの1種で、比較的軽量で加工性に優れています。基礎や壁、床、天井などのさまざまな箇所に使用できますが、アメリカのメーカーで製造されているものがほとんどなので、日本で使用する場合は輸入となるでしょう。

スタイロフォームを水に沈めても、吸水しにくくそのまま浮きます。水に強いので、万が一雨漏りなどで断熱材が濡れてしまっても、高い性能を維持できます。

また、火によって溶けやすいですが、燃え広がりにくい性質のため、火災時も影響を受けにくいです。防水性と耐火性ともに優れており、安全性を考慮したい方におすすめです。

軽量で地震が起きても揺れが大きくなりにくいため、耐震性を重視している方にも適しています。防水性、耐火性、耐震性どれも高いので、コストは高めに設定されています。

 

ネオマフォーム

ネオマフォームは、プラスチック素材でできている丈夫な断熱材です。水に沈めても、吸水しにくく浮きます。湿気が入りにくく、カビも発生しにくいので、断熱材のなかでは劣化するスピードが遅いです。

ネオマフォームの素材は、フライパンの取っ手や灰皿などに使われるほど火に強いです。実際に燃やしても炭化して黒くなるだけで、バーナーを当て続けると火を上げますが、表面のみで被害がおさまります。

燃え広がりにくいだけではなく、発生するガスも少ないので、火災時の被害を最小限に抑えられるでしょう。軽量で薄いので、断熱材のなかでは施工しやすい素材でもあります。高性能で扱いやすい断熱材としては、コストパフォーマンスがよいといえます。

 

ウッドファイバー

ウッドファイバーは、地球環境に配慮して木材でつくられている断熱材です。土にかえる自然のものでつくられているので、環境面を重視する建築会社や工務店で扱われているケースが多いです。

ウッドファイバーを水に沈めても、吸水せずにそのまま水に浮きます。繊維系の断熱材に分類されますが、湿気の影響を受けにくい点が特徴です。

燃やすと火を上げますが、木材なのに燃え広がらず、表面のみで被害がおさまります。ただし、自己消火したと思っても火種が消えていないケースがあるので、モルタルを塗って対処することがポイントです。

また、重たい分音が伝わりにくいので、防音効果が期待できます。断熱性能も優れていますが、海外から輸入するケースがほとんどなので、初期費用は高くなる傾向にあります。

 

ポリスチレンフォーム

ポリスチレンフォームは、梱包材などに使用されるポリスチレン樹脂でできた断熱材です。成形法の違いから「押出法ポリスチレンフォーム」と「ビーズ法ポリスチレンフォーム」の2種類がありますが、住宅の断熱材として使用されるのは主に押出法ポリスチレンフォームです。

非常に軽いことから、水に浮きます。吸水もしにくく、水の影響を受けにくいので、外装の外断熱への採用もおすすめです。

火を当てるとすぐに熱で溶けてしまいますが、自己消火して燃え広がることはありません。さらに、軽い素材でできていますが吸音性にも優れているので、トイレや楽器の演奏部屋などに使用されるケースがあります。

耐酸性や耐アルカリ性の性質も持っており、化学物質に対して安定しています。そのため、化学的な腐食や変質が起こりにくいです。さまざまなサイズや形状に加工でき、施工しやすいことも特徴です。

 

 

おすすめの断熱材は?

さまざまな断熱材があるなかで、性能の高さや環境への配慮からウッドファイバーがおすすめです。木材でありながら燃えにくく、水も染み込みにくいので、防水性・耐火性ともに優れています。

しかし、海外輸入がほとんどを占めていることから初期費用が高く、日本で扱っているケースが少ないです。自社で伐採して加工まで行うのが理想的ですがなかなか難しく、コストの観点からどの家庭でも手軽に取り入れられるわけではありません。

コストを抑えながら性能を高くするには、ネオマフォームなどのフェノールフォーム系の断熱材がおすすめです。日本で扱っているケースも多く、平松建築でもおすすめの断熱材として提供しています。

また、どの断熱材を選ぶかだけではなく、施工精度の確保や内部結露を起こさないための工夫も大切です。長期耐久性のある家づくりを目指す方は、断熱材の取り扱い方法や施工精度、劣化を防ぐための工夫などに精通している建築会社工務店に相談しましょう。

こちらの記事では、高気密・高断熱のデメリットと対策を取り上げています。9割の方が気づかない罠をプロが徹底解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

 

 

まとめ

断熱材は長い時をかけて経年劣化していくため、長期耐久性のあるものを選ぶことが重要です。断熱材にはさまざまな種類がありますが、それぞれ水の染み込みやすさや燃えやすさが異なっています。

高性能でありながら、地球環境への影響が小さいおすすめの断熱材としては、ウッドファイバーがおすすめです。しかし、ウッドファイバーは初期費用が高くなることから、性能とコストとのバランスを重視する場合は、平松建築では薄くて高性能なネオマフォームを推奨しています。

また、長く快適に暮らし続けられる家づくりには、各断熱材が防水性や耐火性に優れているか把握するだけでなく、施工精度の高さや結露防止の工夫も求められます。

平松建築は、静岡県浜松市・磐田市でさまざまな注文住宅を手掛けている工務店です。地域密着型のサービス展開で、家と家族の健康を考えた家づくりをサポートします。

家づくりは人生づくり!お悩みのことがあれば、ぜひ平松建築にお問い合わせください。

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