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スタッフブログ

職人社長の家づくり工務店

2025/02/19

住宅における防水工事の重要性は?漏水を防ぐポイントと一緒に解説

住宅における防水工事の重要性は?漏水を防ぐポイントと一緒に解説 アイチャッチ

住宅の防水工事は、アスファルト防水や塩ビシート防水などさまざまな種類があり、建物を雨や雪から守るために必要です。防水工事の種類や特徴、住宅における防水工事のポイントをご紹介します。

 

【この記事で分かること】

・ 住宅の防水工事の重要性
・ 5種類の防水工事の特徴
・防水工事を失敗しないポイント

 

【動画で確認したい人はこちら】

 

こんにちは!平松建築株式会社です。

私たちは、浜松市、磐田市、袋井市、掛川市を中心に、高耐震・高耐久で圧倒的な空気環境を誇る、トータルコストでお得な家づくりをお手伝いしています。これらの地域で安心・快適な住まいをお考えの方は、ぜひ私たちにご相談ください!

住宅における防水工事は、建物を雨や雪から守り、耐久性を保つうえで重要です。雨水が侵入すれば、カビやサビの発生、柱や梁の腐敗などにつながり、建物の寿命が縮まってしまいます。

本記事では、防水工事の重要性をはじめ、防水工事の種類と特徴をご紹介します。また、防水工事で漏水を防ぐためのポイントもお伝えするので、家づくりを計画している方はぜひ参考にしてください。

 

 

住宅における防水工事の重要性

住宅における防水工事は、雨水が建物内に侵入するのを防ぐために重要です。雨や雪から建物を守ることで、住宅の資産価値や耐久性、快適な住環境の維持につながるメリットがあります。

建物内に水が侵入すると、柱や梁が腐敗し、カビやサビが発生して建物の寿命を縮めてしまいます。とくに、柱や梁は建物の骨格を支える部分なので、腐敗が進めば倒壊のリスクもあるでしょう。

室内にカビが拡散されれば、家族の健康被害の原因にもつながります。快適な空間を維持するためにも、適切な防水工事が重要です。

また、防水工事をしっかり行っている住宅でも、定期的なメンテナンスが大切です。雨や雪だけではなく、地震による衝撃でひび割れが生じる場合があり、少しでも隙間ができれば雨漏りのリスクが高まります。

定期点検で不具合を早期発見できれば、再度防水工事で対処できるため、建物の寿命を維持できます。住宅を建てるときだけではなく、メンテナンスでも防水工事は重要です。

 

 

防水工事の種類と特徴

住宅における防水工事は、さまざまな種類の工法があり、種類によって特徴が異なります。防水工事を選ぶ際は、防水性だけでなく、耐久性やコスト、施工の手間なども考慮することが重要です。メリットやデメリットを把握して、家づくりの参考にするとよいでしょう。

ここでは、5種類の防水工事の特徴について解説します。

 

アスファルト防水

アスファルト防水とは、アスファルトを合成繊維不織布にコーティングしたシート状のルーフィングを重ねて形成する工法です。さまざまな防水工事があるなか、古くから用いられている工法でもあります。

アスファルト防水には、熱工法・トーチ工法・常温工法の3種類があります。熱工法は、アスファルトを熱で溶かして、ルーフィングシートを複数枚交互に重ねる工法です。

トーチ工法は、改質アスファルトルーフィングシートの裏面と下地をあぶりながら、貼り重ねていく工法となります。常温工法は、改質アスファルトルーフィングシートの裏面にゴムアスファルト粘着層をコーティングしたものを、交互に貼り合わせる工法です。

トーチ工法や常温工法などのアスファルト防水は、養生せずに防水層を簡単につくれるメリットがあります。コスパのよい防水工事でもあるため、費用を抑えたい方におすすめです。

ただし、アスファルトを溶かす工法では、異臭や煙の発生による近隣の環境問題に加え、作業員がやけどを負う危険性などのデメリットもあります。コストは抑えられますが、高精度で丁寧な作業が求められます。

 

塩ビシート防水

塩ビシート防水とは、塩化ビニルで製造された防水シートを使う工法です。工場で製造される段階で十分な防水機能が備わっており、高い品質が安定している点が特徴です。

雨水だけではなく、紫外線や熱、オゾンに対しても耐久性が優れています。塩ビシートは、素材自体に着色が施されており、耐久性に優れているため、防水層のメンテナンスは一般的な保護塗装が不要です。

すでに形がつくられた状態で出荷されるので、複雑な形状の防水シートが必要な場面では施工が困難です。塩ビシート防水は、ある程度サイズが決まっているため、廊下や階段など、規定サイズの防水シートが使いやすい場所でよく使用されます。

耐久性に優れていますが、劣化するスピードが速いので定期的なメンテナンスが必須です。塩ビシート防水が経年劣化すると、施工部分を歩いただけでひび割れたり穴が空いたりすることがあります。

 

ゴムシート防水

ゴムシート防水は、合成ゴムで製造された防水シートを使う工法です。防水シート1枚で防水層が構成されている点が特徴です。接着工法と機械的固定工法の2種類に分けられ、工法によって防水シートを設置する方法が異なります。

接着工法は、下地シートを接着剤で貼り付ける工法です。機械的固定工法は、下地に緩衝材を入れてビスや鋼板などで防水層を固定する工法となります。

ゴムシート防水は、下地の動きに追従する能力が優れており、とくに、珪石やセメント、生石灰、などで製造された軽量気泡コンクリート建材でメリットが活かされます。

ただし、防水層が薄いので、軽い衝撃でも損傷する可能性があるでしょう。気づかないうちに損傷が進む場合もあるため、定期点検で損傷・劣化箇所がないかチェックする必要があります。維持費を考慮すると、総合的に高いコストがかかるといえるでしょう。

 

ウレタン防水

ウレタン防水は、ウレタン樹脂を硬化させて防水層をつくる工法です。ウレタン樹脂を硬化する際に有害物質が発生すると問題視されていましたが、近年では有害物質を配合していないウレタン防水材が多く使用されています。

ウレタン防水は、密着工法・メッシュ工法・通気緩衝工法の3種類に分けられます。密着工法とは、直接下地にウレタン樹脂を塗って防水層をつくる工法です。

メッシュ工法とは、下地と防水層の間にメッシュシートを入れる工法です。平らではない場所など、均一に施工するのが困難な場合に適しています。

通気緩衝工法は、通気緩衝シートを下地に貼り付けてから、ウレタン樹脂を塗る工法です。通気緩衝シートを貼り付けることで、下地から水分が上昇するのを防止できるため、湿気がこもりやすい場所におすすめです。

ウレタン防水は、ウレタン樹脂を厚みが出るように塗る必要があるため、高い技術が求められます。乾燥に時間がかかるので、スケジュールに余裕を持って依頼する必要があります。

 

FRP防水

FRP防水は、ガラス繊維などで製造されたプラスチックによる工法です。具体的には、ポリエステル樹脂を塗ってからガラスマットを貼り付けて、ポリエステル樹脂を浸透させて硬化したら、ポリエステル樹脂を塗って防水層をつくります。

硬くて軽い性質が特徴で、住宅における防水工事のほか、船や自動車、バスタブ、浄化槽などにも用いられています。住宅では、ベランダやバルコニーの床などに使用されるケースが多いです。

耐水性だけではなく、衝撃にも強い性質を持っているので、丈夫さを重視したい方におすすめです。ただし、下地への接着力が強力なので、下地の動きに追従できず、ひび割れてしまう可能性があります。

 

 

漏水を防ぐ防水のポイントは?

防水工事を施しても、工事に不備があれば建物に雨漏りが発生する可能性があります。信頼できる建築会社や工務店を見つけるために、漏水を防ぐためのポイントを参考にしましょう。ここでは、住宅の漏水を防ぐための防水工事のポイントを3つご紹介します。

 

毛細管現象に注意する

毛細管現象とは、液体のなかに細い管を入れたときに、管の中の液体がほかの液体よりも高くなったり低くなったりする現象です。雨漏りの原因の多くが、毛細管現象が関わっているといわれています。

住宅でも、小さな隙間があれば水を吸い込みやすく、室内に水が侵入してしまいます。サッシ周りはコーキングで塞いでも、劣化により切れれば水が漏れてしまう可能性が高いです。横殴りの雨が降っていなくても、上から垂れた水が侵入してしまいます。

また、毛細管現象を防ぐには、サッシや配管の建物を貫通している部分の施工をきちんと行うことが重要です。防水シートを貼る際に隙間が生じやすく、わずかな隙間でも漏水の原因となります。

 

仕上げ材に一定の通気層を設ける

外壁より内側に水が入った場合を考慮し、仕上げ材に一定の通気層を設けることがポイントです。これにより、外壁と内装の間で水が抜けて、建物内部への影響を抑えられます。

外壁の裏の通気層は、15mm以上の隙間を開けなければいけません。完璧に防水するのは難しいですが、水が入っても通気して排水できる構造が大切です。仕上げ材が一次防水、裏側の通気層で二次防水となります。

通気層を設ける際、空気の入り口、空気のとおり道、空気の出口を確保することが重要です。空気の入り口をつくっても出口がなければ、湿気がこもりやすくなり、建物に悪影響を与えるおそれがあるので注意が必要です。

 

段取りミスや施工の順序を間違えない

防水工事では、段取りミスや施工順序を間違えないように気をつける必要があります。具体的には、止水をしてから胴縁を施工しなければ、止水部分のテープの効きが甘くなる可能性があります。

止水部分の縦2本に貼るテープは、適切な幅で貼ることが重要です。幅が狭すぎると密着面が減り、水漏れのリスクが高くなります。

止水部分の縦のテープが上部の横に貼ったテープより、上に出てしまう状態を角出しといいます。角出しすると、わずかに隙間ができてしまい、上から垂れる水が侵入するおそれがあるでしょう。

止水部分にテープを貼る際、神社の鳥居を意識して、横のテープをしっかし外側まで貼り、角出ししないようにするのがポイントです。さらに、外装のシートがたるんでいると、通気層をつくっても結露が起きてしまうおそれがあります。

段取りミスや施工の順序の誤りを防ぐには、まず施工内容の目的を理解してから作業するのが大切です。場合によっては、施工方法の見直しよりも、作業環境を改善しなければいけないケースがあります。

 

 

まとめ

住宅における防水工事は、工法によってメリットやデメリットが異なります。防水性や耐久性、耐衝撃性、コストなどが異なるため、コストと性能のバランスを見ながら、自分に合った工法を選ぶとよいでしょう。

住宅の雨漏りを防ぐには、仕上げ材の設置段階で毛細管現象に注意し、通気層を設け、段取りミスをしないことが重要です。長持ちする家づくりを目指したい方は、住宅における防水に詳しい建築会社や工務店に相談してみましょう。

平松建築は、静岡県浜松市・磐田市で家族が快適に過ごせる住まいづくりを行っている工務店です。目先のコスト削減ではなく、何十年先まで見据えたコストカットを考え、長く快適に暮らせる住まいづくりをご提案いたします。

雨や雪にも負けない長期耐久性のあるマイホームを手に入れたい方は、ぜひ平松建築にお問い合わせください。

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