職人社長の家づくり工務店
2024/04/05
プロが教える!最悪の間取り10選と後悔しないための解決策【注文住宅】
こんにちは!平松建築株式会社です。
私たちは、浜松市、磐田市、袋井市、掛川市を中心に、高耐震・高耐久で圧倒的な空気環境を誇る、トータルコストでお得な家づくりをお手伝いしています。これらの地域で安心・快適な住まいをお考えの方は、ぜひ私たちにご相談ください!
理想の住宅を実現するためには、どのような間取りを避けるべきかを知っておく必要があります。この記事では、最悪な間取りを10個紹介します。避けるべきポイントや解決策も解説しますので、家づくりを検討している方は、ぜひご覧ください。
【この記事でわかること】
• リモートワークに配慮していない間取りについて
• 収納量が足りない間取りの特徴
• 窓の位置に関する解説
【動画で確認したい人はこちら】
「家づくりで避けた方がいい間取りってあるのかな?」
「間取りを考えるときの注意点はなんだろう?」
「大きな買い物だから後悔したくない」
このようなお悩みにお答えしていきます。人生のなかでも大きな買い物なので、絶対後悔したくないですよね。
家づくりを進めるためには、避けた方がよい間取りが存在します。もし避けるべき間取りを取り入れてしまうと、住み始めてから後悔してしまうかもしれません。
そこで今回は、建築歴23年で工務店の社長である平松が、最悪の間取りについて10個解説します。家づくりについて知識がない方でも、この記事を参考に理想の家を手に入れてくださいね!
最悪の間取り10選と解決策
家づくりで最悪と言われる間取りは、以下の10点です。
• リモートワークを考慮していない間取り
• 洗濯物干し専用のバルコニー
• 洗面所と脱衣所が一緒の間取り
• 収納の量が足りない間取り
• 音の配慮ができていない間取り
• トイレの位置
• 玄関のシューズクローク
• キッチンの動線
• 窓の位置
• 日当たりを考慮していない間取り
それぞれ順番にみていきましょう。
リモートワークを考慮していない間取り
近年、都市部を中心にリモートワークを取り入れている企業が増えています。生活に仕事をプラスしやすい環境を作っていくことで、年収にも大きく影響してくることも考えられます。
しかし、リモートワークをする際リビングにワークスペースを作ってしまうと、家族や子どもたちの物音で仕事に集中できないこともあるでしょう。仕事に集中できる環境を作るには、生活と分けた場所にワークスペースを作ることが大切です。
リモートスペースを作る場合、たとえば寝室と兼用すると稼働率の向上も期待できます。間取りを増やさなくても、時間と用途をずらすことでワークスペースとして機能します。
新しく部屋を作る必要もないことから、コストを考慮したうえでリモート環境の構築が可能になります。ワークスペースを家族が活動する場所から離すことで、仕事の効率が上がるだけでなく、過ごしやすい環境を損なわずに済むでしょう。
※オススメ例
洗濯物干し専用のバルコニー
洗濯物を干す用にバルコニーを作ったけど、実際はあまり使い道がなく後悔したといった事例もあります。
そもそもバルコニーはコストがかかる部分です。そのため、洗濯物を干したい場合は外壁に物干し竿をつけるほか、布団を干す用のバーを設置するといった工夫をすることで用途を満たせます。
バルコニーの設置を希望する場合は、使用目的や目的を達成するためにどれだけコストがかかるかなどを把握して、金額に見合うかを考えることが必要です。バルコニーは作るだけでも相当なコストがかかるだけでなく、下に居室があった場合、漏水によって下に水が流れるといったことも考えられます。
防水加工も屋根と違ってメンテナンスや交換が必要になるなど、維持費がかかることもあるでしょう。バルコニーを設置したいと考えている方は、強い動機と明確な用途の詳細なイメージを持つことが大切です。
洗面所と脱衣所が一緒の間取り
洗面所と脱衣所が一緒の場合、誰かがお風呂に入っているときに使いづらいといったことがあります。洗面所は手洗いや歯を磨くといった用途に使われるため、できるだけ分けておく方がよいでしょう。
間取りの関係でスペースに余裕がないなどの事情で洗面所と脱衣所が一緒になっているケースも考えられます。この場合、ロールスクリーンを間に設けるなど仕切りを作るアイテムを取り入れて、プライバシーに配慮することをおすすめします。
理想としては、脱衣所を独立させて、洗面所を別の場所に設けるといったパターンがベストです。家族が同じタイミングで、脱衣所と洗面所と使うときの利便性が上がります。
※オススメ例
収納の量が足りない間取り
よくある間取りの失敗例として、収納の量が足りないケースがあります。収納が足りないとものを部屋に置かなければならなくなり、見栄えが悪くなってしまうでしょう。
平屋に収納を設ける場合、ロフトを設置することで収納場所として活用できます。収納場所を考える際、家事動線と生活動線をできるだけ近い場所に配置することや、収納の用途が決められていることが重要です。
収納するものや用途によって、奥行きの寸法や棚の大きさを調整することも大切です。たとえば、パントリーの奥行きが広いと、扉を開けた際に何が置かれているのか一目で把握しにくいでしょう。そのため、奥行きを狭くして棚の数を増やすことで素早く把握しやすくなります。
※オススメ例
音の配慮ができていない間取り
音への配慮ができていない場合、子どもが寝ているときに別の部屋で物音を立てられないといったことも考えられます。また、二世帯住宅の場合も生活リズムが異なると、物音がうるさくて眠れないといったケースも出てきます。
寝室と子ども部屋が隣り合っている場合、壁一枚では音を完全に防ぐことは難しいでしょう。そのため、部屋の間にクローゼットなどの収納部屋を設けて、音の伝搬を減らすといった対策が可能です。
たとえばリビングの上に子ども部屋がある場合、リビングでくつろいでいるときに子ども部屋からの物音で落ち着けなくなるだけでなく、お客様を招いた際にも影響が出てきてしまうため、配慮が必要となります。
間取りを考える際は、家族構成やライフスタイルなどを考慮することが大切です。
トイレの位置
トイレの配置を考えた場合、リビングから直接行ける場所ではなく、リビングからホールに出た先や収納部分の裏側に設置するといったケースが適しています。
ベストとしては、リビングや寝室からも近い場所に設置する方がよいでしょう。寝室の近くにトイレを設置する理由として、老後でも夜中にトイレに行きたくなったときに便利な点が挙げられます。
注意点として、距離が近い分トイレの音で寝ている人が起きてしまうといったことも考えられます。そのため、間取りを考える際は生活動線のバランスと音の問題を考えたうえで検討するとよいでしょう。
トイレを複数設置する場合は、同じような場所にまとめて設置するのではなく、できるだけ離れた場所に設置しましょう。トイレの場所を離すことで、各部屋から短い距離で行けるなど、利便性が上がります。
玄関のシューズクローク
シューズクロークを設置する際は、自然と通りたくなるような空間を作るようにしましょう。たとえば、玄関に入って衣類をそのままシューズクロークへかけて、リビングへ向かう間に手洗いなどを済ませられるといった動線です。
動線的に優れていないシューズクロークだと、作ったとしても結果的に使われないままになってしまいます。そのため、シューズクロークの設置を検討する際は、使いやすい動線作りが大切です。
シューズクロークを設置する場合、扉があったほうがよいのではと考える方もいるかと思います。しかしWB工法を取り入れた住宅の場合は臭いが抜けやすいため、扉がなくても靴の臭いが広がるリスクを軽減できます。
WB工法を取り入れない場合でも、シューズクロークの近くに排気口を設けることで、臭いの広がりを防げます。反対に吸気口を近くに設置してしまうと、外から入り込んで新鮮な空気が靴の臭いと混ざってしまい、室内に流れてしまうので注意が必要です。
吸気と排気の位置関係を変えるだけで臭いの流れを改善できるので、追加のコストが発生することもありません。
キッチンの動線
キッチンや洗面所など家事をするスペースを近くに配置することで、家事動線を短縮できます。一方で、家事動線ばかりを考えた間取りになってしまうと、収納量が足りなくなる場合もあります。間取りを考える際は、家事動線と収納量、そのほかの導線も含めて考えることが大切です。
キッチンに限った場合、ワークトライアングルと呼ばれる作業動線があります。これは、シンク・コンロ・冷蔵庫の位置関係が正三角形に近く、なおかつ距離が短いと、歩数が減り効率的に家事を進められるようになるというものです。
ワークトライアングルを考慮した導線作りによって、短縮できる時間が5分や10分だとしても、長期的な目線で見た場合かなりの時間短縮につながります。
※オススメ例
窓の位置
窓の位置を考慮しないと家具を置く位置が限定されてしまい、間取りや生活環境に影響を及ぼしてしまいます。そのため、間取りと窓の位置はセットで考える必要があります。
窓の位置は日当たりを考慮して決めることが大切です。たとえば、浴室やトイレに窓を設置するか考える際、窓の有無によって掃除のしやすさやエネルギー効率、寒さや暑さが大きく変わります。
窓を設置することで熱の出入りが起き、空調が行き届かずに夏は暑く冬は寒くなるといったことも起こりうるでしょう。
とくに必要のない場所に窓をつけてしまうと収納が減ってしまうほか、隣の家と目線があってしまい気になってしまうことも考えられます。また、家の方角によって日の光の入り方は変わってくることから、間取りと窓はさまざまな観点から考える必要があります。
日当たりを考慮していない間取り
日当たりの悪い間取りとなってしまうと、断熱性能の高い住宅でもエアコンの使用量が増えてしまい、光熱費がかかってしまいます。家の中が暗くなってしまうので、気分が落ち込んでしまうなどメンタルに関わってくることも考えられます。
冬場は日の光によって温度を上げられる一方、夏場は暑さでエアコンの使用量が増えてしまうため、日差しをうまく取り入れられるようコントロールすることが大切です。そのために窓の位置関係を決める必要があります。
窓の位置関係を踏まえたうえで、家具の位置や生活動線を考えます。日当たりを考慮した間取りを考える際は、以下の手順で進めましょう。
• 太陽の方角に沿って建物の配置を決める。
• リビングを設置して日差しを取り入れるための窓を取り付けてほかの部屋にも窓をつける
• 西側はなるべく日が入らないよう窓はできるだけつけない
上記のような手順で家づくりを進めることで、快適な家を手に入れられます。また、日当たりを考慮しているかどうかによって、長期的な目線では光熱費が100万円ほど変わります。
※オススメ例
新築にはたくさんのこだわりを詰め込みたいものですが、せっかく付けた設備が無駄になってしまうことも。こちらの「プロはお勧めしない無駄設備13選」を参考にしてみてください。
まとめ
最悪な間取りを避けるには、家事動線と生活動線を短くしたうえで、用途に応じた収納を配置しましょう。また、使い方を限定せずにさまざまな用途に対応できる、可変性のある間取りの検討も大切です。太陽などの自然エネルギーをうまく活用することで、満足度の高い家づくりが実現します。
家づくりで後悔しないためには、パッシブデザインと呼ばれる自然エネルギーを有効活用した施工ができる会社に依頼することをおすすめします。
平松建築では、ご家族のライフプランを参考に、家づくりにかかる予算やコストを算出します。また、WB工法を採用した住宅を提供していますので、健康に配慮した安心安全な家づくりを実現できます。
100年間長持ちできるような家づくりを目指していきますので、浜松・磐田エリアでマイホームをご検討の方は、ぜひ平松建築をご利用ください。