職人社長の家づくり工務店
2024/04/05
ローコスト住宅で後悔したくない人必見!実際の後悔ポイント10選
こんにちは!平松建築株式会社です。
私たちは、浜松市、磐田市、袋井市、掛川市を中心に、高耐震・高耐久で圧倒的な空気環境を誇る、トータルコストでお得な家づくりをお手伝いしています。
これらの地域で安心・快適な住まいをお考えの方は、ぜひ私たちにご相談ください!
ローコスト住宅とは性能の低い家のことです。ローコスト住宅は、あとになってさまざまな後悔が出てきます。10個の後悔ポイントをチェックして、予算内でも性能のいい家づくりを目指しましょう。
【この記事で分かること】
• ローコスト住宅の定義
• ローコスト住宅を避けるべき理由
• ローコスト住宅でされがちな対策
【動画で確認したい人はこちら】
住宅購入を検討しているなら、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。家づくりで失敗したくないなら高価な家を購入しなければいけないが、予算が足りなければローコスト住宅にするしかない、と思っているなら間違いです。
それは、ローコスト住宅は費用をかけない家ではないからです。今回は誤解されがちなローコスト住宅の定義と、ローコスト住宅の後悔ポイントを紹介します。家づくりにお金をかけたくない方こそチェックしましょう!
ローコスト住宅の誤解
ローコスト住宅は安い家という意味ではありません。ローコスト住宅といえば、お金をかけない家と思われがちですが、それは誤解です。
ローコスト住宅とは、性能の低い家のことを指します。耐震性・長期耐久性・省エネ性・断熱性能などの低い家がローコスト住宅です。いくら建築費用がかかっていても、これらの性能がしっかり備わっていなければ、ローコスト住宅にあたります。
同じ予算で家を建てる場合でも、どこに予算を充てるかで性能が大きく変わります。長期間住み続けたとき、トータルでどちらが得になるかで考えれば、どこに費用をかけるべきかが見えてきます。
ローコスト住宅は、費用をかけるべきところを間違えているためにできてしまいます。たとえば「キッチンにこだわりたい」、このような方は多くいます。
しかし、予算には限りがあります。キッチンへのこだわりを第一希望にすると、家の購入費を予算内にするために、その他性能への予算を削りがちです。その結果、購入費用は高いけれどローコストな住宅ができあがります。
購入金額が安い=お得ではありません。費用を安く、かつ要望を叶えられる家は建築できますが、これはあくまでも短期的な要望のため、長期的に考えるとお得になるとはかぎりません。
10年〜30年ほど経ったときのことを考えると、家づくりは光熱費・メンテナンス費・耐久性などを優先すべきです。しかし、実際に家づくりを長期的な視点で判断するのは容易ではありません。難しいと判断するなら、長期的なアドバイスをしてくれる施工会社に依頼するのがおすすめです。
家づくりは、見た目と初期コストだけで考えないようにしましょう。どんな家を建てるかで、長期的なトータルコストは圧倒的に変わります。「家づくりの質が違えば人生の質も変わる」、これを頭に入れながら家づくりをしましょう。
ローコスト住宅の後悔ポイント
建築費用を抑えるためにしがちな対策として、安い素材を使用する、構造の質を下げる、施工品質を下げるなどが挙げられます。これらによって建てられたローコスト住宅は、長く住み続けるとさまざまな後悔が出てきます。
これから住宅購入を検討されているなら、ぜひ知っておくべき10個の後悔ポイントを確認しましょう。
安い素材の使用
安い素材を使用すると、
• 空気が悪くなる
• 耐久性を損なう
• 足元が寒くなる
• メンテナンス費用がかかる
などのデメリットが出てきます。
一般的に家づくりに使う素材は、高額な自然素材と比較的安価な人工素材があります。人工素材はコンクリートやプラスチック、合板などです。近年は木材を加工した人工木もあり、建材としても使用されています。
人工素材は材料費を抑えられるだけでなく、長期間経っても変形しにくく、仕上がりも均一という特徴を持っています。しかし、安い人工素材は化学物質を含むものもあるため、シックハウス症候群など健康に悪影響を及ぼす場合があります。
また、調湿性能が備わっている自然素材であれば、結露によるカビを防げます。しかし、人工素材には備わっていないものも多く、耐久性の懸念も否定できません。
さらに、人工素材によっては機密性の低いものもあり、光熱費が上がったりメンテナンスが頻回に必要になったりする場合もあります。
構造の質が悪い
構造の質が悪いと倒壊のリスクがあります。構造の質は耐震性に直結しており、命に関わる重要な項目です。この点をおろそかにしてしまうと大変リスクがあるため、家づくりは構造の質にこだわることを大前提として進めましょう。
構造の質のよしあしは、施工会社に構造を案内してもらうほか、構造計算書を見せてもらい厳密な構造計算がなされているかを必ず確認してください。
また、耐震性能は等級1〜3で示されます。
【耐震等級1】
数百年に1度程度の地震(震度6強から7程度)でも倒壊・崩壊しない 阪神・淡路大震災や熊本地震と同程度の地震にも耐えられる
【耐震等級2】
等級1の1.25倍の地震に耐えられる 長期優良住宅の認定条件 避難所として指定される公共施設は等級2以上
【耐震等級3】
等級1の1.5倍の地震に耐えられる 大地震でのダメージが少なく、大地震後に住み続けることも可能 災害復興拠点となる消防署や警察署の多くは等級3
耐震性能が高くなる分費用も上がりますが、長期的に見ると等級2か3は必要です。
施工品質が低い
施工品質が低いと、すき間風が多くて暖房器具を使っていても寒い、外壁の防水がしっかりできていなくて漏水するなど、欠陥の原因につながるリスクがあります。
すき間風が原因で、湿気が大量に室内のこもりやすいところに流入すると、カビの発生につながります。こうした快適性が損なわれるだけでなく、施工品質の低さは耐震性にも影響するため、慎重に施工会社を見極めることが必要です。
施行ミスによる品質低下の発生リスクが少ない施工会社を選ぶためには、施行品質の管理方法を聞きましょう。品質チェックをどのようにしているか、仕組み化されているのかを確認するのがおすすめです。品質チェックの仕組みがないと、職人や監督によって施工のばらつきが出てしまいます。
ちなみに「平松建設」では、
• 施工のマニュアル
• 施工チェック体制
• 施工監査体制
3つのチェック体制を設けています。
工程が進むと隠れてしまう施工箇所は、施工状況をきちんと記録に残しています。ミスした際はその場所の写真を撮って記録に残し、直したものをまた写真で記録する。これが「平松建設」のチェック体制です。
設備を初期費用だけで判断
家づくりは購入時の費用だけを見るのではなく、トータルコストで判断しましょう。多くの方は初期費用の予算はしっかり決めています。しかし、今後の光熱費やメンテナンス費用など、トータルでどれくらいかかり、どれくらい削減できるかなどのシミュレーションができていない方が大半です。
まずは、購入予算は具体的にいくら出せるのかを算出し、次に予算をかける箇所の優先順位をつけましょう。順位は希望の高い順につけるのではなく、のちのコストダウンにつながるポイントを優先するのがおすすめです。的確な優先順位をつけるには、長期的なプランを作っておく必要があります。
トータルでのコスパがいい家をつくりたいなら、エネルギー計算をしましょう。エネルギー計算とは、建築物がどれくらいのエネルギーを消費するのかを算出したもので、設備の投入によって消費エネルギーをどれくらい下げられるかの確認が可能です。こうした計算まで行ってくれる施工会社がおすすめです。
使いにくい間取り
安さを重視しすぎると、設計力が低くなります。設計力が低いと家事動線が悪いなど、生活しにくい間取りになります。一見間取りと安さは関係ないように思えますが、間取りの内容によってはコストを減らせるのです。
安さを重視すると収納力が少ない間取りになります。これは、収納量を減らすと建築コストが下がるためです。
家事導線の悪さや収納力の少なさは居心地が悪く、ストレスにもつながります。提案された間取りを確認する際は、この間取りはどういった意図のもとに設計されているのか、生活をどれだけイメージして作られているかチェックしましょう。
自然エネルギーを有効利用できていない
ローコスト住宅は、自然エネルギー(太陽の光)の活用はあまり考慮されていません。しかし、自然エネルギーを上手に利用すれば、光熱費の削減が可能です。たとえば、南側がより日の光を取り入れやすくする、これにより冬場暖房をつけなくても暖かい室内を保てます。
自然エネルギーを有効活用できていないと、日をうまく利用できないだけでなく、夏暑くて冬寒くなるような、残念な家づくりになりかねません。
自然エネルギーを有効活用した家づくりを、パッシブデザインといいます。パッシブデザインにはルールがあり、このルールをもとに設計すると断熱材を厚くしなくても室内が快適になるなど、スマートな家づくりが可能です。
パッシブデザインを活用できる施工会社かチェックするには、ホームページでパッシブデザインについて言及しているか確認するほか、プラン段階で日照シミュレーションをやってもらうといいでしょう。
庭の手を抜く
パッシブデザインを活かすには、外からの目隠しにもなる庭づくりも重要です。ここの手を抜くとパッシブデザインが活かしきれません。
庭の設計段階では、プライバシーを確保しながら日射取得できるかなどを具体的に打ち合わせつつ、適度にコストをかけましょう。目線を遮る方法では、フェンスや植栽などの設置をよく提案されます。
土地
費用を抑えたいために安さだけで土地を選ぶと、水害のリスクや地盤が弱い可能性が高くなります。このようなリスクがある土地は、地域の相場よりも安い場合が多いため、注意が必要です。
土地を選ぶ際は極端に安い土地は避け、土地の歴史を確認して気になる点がないか見ておくと、安心して購入できます。いい土地に巡り合うためには、施工会社を選んだ後に、不動産会社を含め三者協力して探すのがおすすめです。
断熱の性能が低い
見た目を変えずに費用を抑えようとすると、断熱材を薄くするなどの方法を採る場合があります。しかし、断熱性能が低いと室内の快適性が下がるためおすすめしません。断熱性能がどれくらい備わっているかは、断熱等級や気密測定の有無を尋ねると確認できます。
断熱等級は1〜7で、現在のスタンダードは等級4以上ですが、おすすめは等級5以上です。2030年以降は、すべての新築住宅に断熱等級5への適合が義務付けられます。また、気密性は断熱性能に大きく関わるポイントのため、気密測定を実施している施工会社がおすすめです。
断熱性能に優れた窓としてトリプルガラスがありますが、効果的に使うにはデメリットも把握しておくと間違いがありません。こちらの記事では、トリプルガラスの適切な付け方や場所を解説しています。
太陽光発電がない
太陽光発電は費用対効果が高くなるため、できるだけつけるべきです。ローコストの住宅ではついていない場合が多いですが、これは設置費用がかかること以外にも理由があります。
たとえば、構造がしっかりしておらず、太陽光発電の重みで家が潰れる可能性があるなどです。太陽光発電は、耐震性が高く施工品質がよくないとつけられないのです。
メンテナンスコストや税金コストなどを含めて、損しないかどうかはしっかり計算ができます。長期的に見ると、太陽光発電はお得になる設備です。
まとめ
ローコスト住宅は価格が安い家ではなく、性能が低い家のことです。購入費用を抑えるために性能を抑える対策をとるケースが多いですが、長期的に見るとコスパが悪く、後悔ポイントも多いためおすすめしません。
平松建設であれば、価格をそこまで高くしなくても性能がよくて、長期的な満足につながる家づくりができます。疑問点は私どもで解決いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。